【子犬お迎え5日目】生活リズムを整え、しつけを定着！遊びと絆を深める大切な時期

お迎え5日目の子犬：安定と成長のサインを見極める

4日目までと比べて、さらに落ち着きと積極性が見られるようになるのが5日目頃の子犬です。以下のようなサインに注目してみましょう。

• 生活リズムの定着：食事の時間、トイレの時間、遊びの時間、寝る時間など、1日の流れがある程度決まってきて、予測した行動をとるようになる。
• 飼い主への信頼感の表れ：飼い主さんのそばでリラックスして寝たり、後追いしたり、名前を呼ぶと嬉しそうに反応したりする。
• コマンドへの理解度アップ：「おすわり」や「マテ」など、教えているコマンドの意味を少しずつ理解し始め、成功率が上がる。
• 遊びの要求が明確に：おもちゃを持ってきて遊びに誘ったり、特定の遊びをねだったりする。
• 自己主張の芽生え：好きなこと、嫌なことを以前よりもはっきりと態度で示すようになる。
• 環境へのさらなる適応：家の中の物音や人の動きに対する過度な警戒心が薄れ、落ち着いて過ごせる時間が増える。

子犬お迎え5日目に重点的に行いたいこと

安定してきたこの時期だからこそ、以下の点を意識して子犬との関わりを深めていきましょう。

1. 生活リズムの確立と維持 – 予測可能な毎日で安心感を

これまでに作ってきた生活リズムを、より確実なものにしていきましょう。規則正しい生活は、子犬の心身の安定に不可欠です。

• 食事・排泄・睡眠・遊びの時間を一定に：毎日できるだけ同じ時間に同じことを行うことで、子犬は安心して次の行動を予測できます。
• クレートタイムの習慣化：日中も、子犬がケージやクレートの中で落ち着いて過ごす時間を設けましょう。これは、将来的な留守番や、来客時、災害時などにも役立ちます。

2. 基本的なしつけの反復練習と定着 – 短時間で楽しく確実に

4日目までに導入した「おすわり」「フセ」「マテ」「おいで」「ちょうだい」などの基本的なコマンドを、引き続き1回5分程度の短いトレーニングセッションで、遊びを交えながら楽しく反復練習しましょう。

• 成功体験を積み重ねる：確実にできることから始め、少しずつ難易度を上げていきます。必ず成功させて褒めて終わることで、学習意欲を高めます。
• 様々な場所で練習する：最初は静かな室内で、慣れてきたら少し生活音のある場所でも練習してみましょう（ただし、集中できる範囲で）。
• 「褒める」バリエーションを増やす：おやつだけでなく、優しい言葉、撫でる、好きなおもちゃで少し遊んであげるなど、褒め方のバリエーションを増やすと効果的です。
• 「ダメ」の教え方：危険なことや絶対にやめてほしい行動（例：電気コードを噛む）に対しては、低い声で短く「ダメ」と伝え、その行動を中断させます。その後、正しい行動（例：おもちゃを噛む）に導き、それを褒めることが重要です。

 

3. 遊びの幅を広げ、コミュニケーションを深める

子犬の好奇心や運動能力の発達に合わせて、遊びにも工夫を凝らしましょう。飼い主さんとの共同作業的な遊びは、絆を深めるのに最適です。

• おもちゃの隠し場所を少し難しくする（ノーズワーク）：前日よりも少しだけ隠し場所を工夫し、探す楽しみを増やします。
• 簡単なトリック（芸）に挑戦：「お手」や「おかわり」、「タッチ（飼い主の手のひらに鼻先をタッチ）」など、簡単なトリックを教え始めるのも良いでしょう。達成感が自信に繋がります。
• 引っ張りっこ遊びのルールを教える：ロープ状のおもちゃで引っ張りっこをする際は、「スタート」と「ストップ（離す）」の合図を教え、興奮しすぎたら中断するルールを設けます。

4. 社会化の準備を継続 – ポジティブな経験を増やす

家の中での社会化を引き続き行い、様々な物音や物に慣れさせます。インターホンの音、掃除機の音、来客（慣れた人限定で短時間）など、日常生活で遭遇する様々な刺激に対して、おやつや褒め言葉と結びつけて良い印象を持たせましょう。

お迎え5日目に特に注意したいこと・見落としがちな課題

慣れてきた頃だからこそ、見落としがちな点や新たな課題が出てくることもあります。

• 一貫性の維持：少し慣れてきたからといって、しつけのルールを曖昧にしたり、家族間で対応が異なったりすると、子犬は混乱します。引き続き、一貫した態度を心がけましょう。
• 甘噛み・いたずらのエスカレート：知恵がついてくると、甘噛みやいたずらの手口も巧妙になることがあります。根気強く「ダメ」を教え、噛んでも良いおもちゃに誘導し続けることが大切です。
• 要求吠えの定着化防止：「ワンワン吠えたらケージから出してもらえた」という経験を一度でもさせてしまうと、要求吠えは定着しやすくなります。吠える前に要求を満たすか、吠えても無視する対応を徹底しましょう。
• 体調管理の油断：元気そうに見えても、子犬の体調は変化しやすいものです。特に新しいフードに切り替えたり、新しいおやつを試したりする際は、少量から与え、うんちの状態などをよく観察しましょう。
• ワクチンプログラムの確認と準備：そろそろ2回目のワクチン接種の時期が近づいている子もいるかもしれません。獣医師と相談し、今後のワクチンプログラムや、お散歩デビューに向けた準備（首輪やリードに慣らすなど）も少しずつ意識し始めましょう。

Q&A：お迎え5日目、こんな疑問が出てくるかも？

Q. 5日目だけど、まだトイレの失敗が多いです。どうしたらいい？

A. トイレの失敗は子犬にはつきものです。焦らず、根気強く続けましょう。失敗の原因を探ってみてください（トイレの場所が気に入らない、タイミングを逃している、褒め方が足りないなど）。成功した時に大げさなくらい褒めること、失敗しても絶対に叱らないことが鉄則です。トイレの範囲を広めに取る、トイレシーツの種類を変えるなども試してみる価値があります。

Q. 少し慣れてきたら、ケージの中で暴れるようになりました。

A. エネルギーが有り余っているのかもしれません。ケージから出す前に、室内で十分に遊ばせたり、知育トイで頭を使わせたりして、エネルギーを発散させてあげましょう。また、ケージが「罰の場所」ではなく「安心できる場所」であることを教えるクレートトレーニングも重要です。ケージの中で長持ちするおやつを与えるなど、良い経験と結びつけましょう。

まとめ

子犬をお迎えして5日目は、新しい生活にも慣れ、子犬が個性や能力を発揮し始めるエキサイティングな時期です。この大切な時期に、安定した生活リズムを確立し、遊びを通して学びの楽しさを教え、ポジティブな方法でしつけを定着させていくことが、子犬の健やかな心身の成長と、飼い主さんとの強い絆を育む上で非常に重要です。焦らず、子犬の小さな成長を喜びながら、一歩一歩進んでいきましょう。

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5日目のステップアップが、輝かしい未来への大きな一歩となりますように！

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