【子犬お迎え4日目】やんちゃ度アップ？遊びの発展と本格的なしつけ導入、社会化準備の始め方

お迎え4日目の子犬：「慣れ」から「探求」へ行動の変化

3日目までよりも、さらに積極的な行動や個性が見られるようになるのが4日目頃の特徴です。以下のような変化に注目しましょう。

• 行動範囲の拡大：ケージやサークルの外に出たがり、部屋の中を以前よりも大胆に探検し始める。
• 遊びへの積極性アップ：おもちゃへの反応が良くなり、よりダイナミックに遊ぶようになる。飼い主さんを遊びに誘うような仕草も。
• いたずらの兆候？：好奇心から、スリッパや家具の脚、ティッシュなどに興味を示し、カミカミし始めることがある。
• 要求の表現が豊かに：「クンクン」だけでなく、「ワン！」と短く吠えて何かを伝えようとすることも。
• 甘え方のバリエーション：飼い主さんの足元にまとわりついたり、膝の上に乗ろうとしたり、より積極的に甘えてくる。
• 個性の発揮：おっとりした子、やんちゃな子、慎重な子など、その子本来の性格が見えやすくなる。

子犬お迎え4日目にステップアップしたいこと

子犬のエネルギーレベルや好奇心に合わせて、少しずつ新しい経験をさせてあげましょう。

ステップ1：遊びのレベルアップ – 頭と体を使って満足度を高める

単に走り回るだけでなく、少し頭を使う遊びや、五感を刺激する遊びを取り入れてみましょう。

• 「隠して探せ」ゲーム（ノーズワーク初級）：おやつや好きなおもちゃを、子犬が見ている前で簡単な場所に隠し、「探して！」と声をかけて見つけさせる遊び。嗅覚を使うことは犬にとって大きな満足感に繋がります。
• おもちゃの使い分け：噛むためのおもちゃ、引っ張りっこ用のおもちゃ、知育トイなど、複数のおもちゃをローテーションで使うことで飽きさせません。
• 短い障害物遊び：クッションやタオルなどを床に置き、それを跨いだり避けたりする簡単な障害物コースを作って遊ぶ。運動能力と考える力を養います。
• 「ちょうだい」の練習：おもちゃで遊んでいる途中で、「ちょうだい」と言っておもちゃを一旦離させ、離したら褒めてすぐにおもちゃを返す、という練習を始めます。これは独占欲をコントロールし、誤飲防止にも繋がります。

 

ステップ2：本格的なしつけの導入 – 基本コマンドを楽しく教える

子犬の集中力はまだ短いので、1回のトレーニングは5分以内を目安に、遊びの延長のような感覚で楽しく行いましょう。必ず成功体験で終わらせることが大切です。

• 「おすわり」：おやつを子犬の鼻先から頭の上へゆっくり持っていき、お尻が自然に床についたら「おすわり！いい子！」と褒めておやつをあげます。
• 「フセ」：「おすわり」の状態から、おやつを床に向かってゆっくり下ろし、子犬が伏せの体勢になったら「フセ！いい子！」と褒めておやつをあげます。
• 「マテ」（短時間から）：「おすわり」や「フセ」をさせた後、「マテ」と声をかけ、数秒待てたら「よし！」などの解除の合図と共におやつをあげます。最初は1～2秒から始め、徐々に時間を延ばします。
• 名前を呼んでアイコンタクト：これは常に意識して行いましょう。名前を呼んで目が合ったら、たくさん褒めてあげてください。

ステップ3：社会化の準備 – 様々な音や物に慣らす

まだ外に出られない時期でも、家の中でできる社会化の準備はたくさんあります。将来、物怖じしない穏やかな犬に育てるために重要です。

• 生活音に慣らす：掃除機、ドライヤー、テレビ、インターホンなどの音を、子犬が怖がらない程度に聞かせ、その間におやつをあげたり、優しく声をかけたりして、「これらの音は怖くないよ」と教えます。最初は遠くから、小さな音で。
• 様々な物に触れさせる：傘、帽子、カバン、段ボールなど、家の中にある様々な物に、安全な範囲で触れさせたり、匂いを嗅がせたりします。
• 家族以外の人（慣れた人限定）：もし可能であれば、犬好きで落ち着いた知人に短時間だけ会ってもらい、優しくおやつをもらうなどの良い経験をさせてあげるのも良いでしょう（ただし、子犬の体調や性格を最優先に）。

お迎え4日目に特に注意したいこと・見落としがちなポイント

慣れてきたからこその油断や、見落としがちな点に注意しましょう。

• 体調管理の継続：元気そうに見えても、まだ環境の変化に対するストレスの影響が残っている可能性があります。食欲、排泄物、睡眠、活動量の変化には引き続き注意を払いましょう。
• 甘噛み・いたずらへの一貫した対応：少し大胆になってくると、甘噛みや家具へのいたずらが本格化することがあります。「ダメなものはダメ」というルールを家族で徹底し、根気強く教え続けましょう。
• 誤飲・事故のリスク管理の再徹底：行動範囲が広がると、今まで届かなかった場所にも手が（口が）届くようになります。改めて部屋の中の危険物をチェックし、安全対策を強化しましょう。
• 要求吠えの芽を摘む：「ワン！」と吠えたら要求が通った、という経験をさせないように注意します。吠える前に要求を察知して満たすか、吠えても無視する対応を徹底しましょう。
• 他のペットとの関係性（再）：もし先住ペットがいる場合、焦らず、お互いのペースを尊重し、ゆっくりと距離を縮めていくことが大切です。無理な接触は禁物です。

Q&A：お迎え4日目、こんな時はどうしたら？

Q. 4日目になっても、まだ飼い主を怖がっているようです…

A. 子犬の性格や過去の経験によっては、慣れるのに時間がかかる子もいます。無理に距離を縮めようとせず、まずは子犬が安心できる空間を確保し、飼い主さんが穏やかに存在していることを見せることから始めましょう。ケージの近くで静かに本を読んだり、優しく話しかけたりするだけでも効果があります。おやつを手からあげるのも、少しずつ信頼関係を築くのに役立ちます。

Q. 遊びの途中で急に興奮して、甘噛みがひどくなります。

A. 遊びがエスカレートして興奮しすぎると、甘噛みもコントロールが効かなくなることがあります。興奮のサイン（呼吸が荒くなる、目がギラギラするなど）が見られたら、一旦遊びを中断し、「おすわり」や「フセ」などのコマンドで落ち着かせましょう。クールダウンの時間を設けることが大切です。

まとめ

子犬をお迎えして4日目は、新しい環境への慣れが進み、子犬本来の個性や好奇心が花開き始める時期です。飼い主さんは、その成長のサインを見逃さず、遊びやしつけを通して子犬の知的好奇心を満たし、学ぶ楽しさを教えてあげましょう。そして、これからの社会化に向けて、家の中でできる準備を少しずつ始めていくことも大切です。ただし、油断は禁物。体調管理や安全管理は引き続き徹底し、一貫した態度で愛情を持って接することが、子犬との信頼関係をさらに深める鍵となります。

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4日目からのステップアップが、あなたと愛犬の素晴らしい未来へと繋がっていきますように！

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