【獣医師監修】子犬のうんちで健康チェック!色・形・回数・臭いで分かる愛犬のSOSサイン
「うちの子犬のうんち、なんだかいつもと色が違う気がする…大丈夫かな?」「1日に何回もうんちをするけど、これって普通?」「下痢や便秘になった時、どうすればいいの?」子犬を家族に迎えると、毎日のうんちの処理は欠かせないお世話の一つ。そして、この「うんち」は、言葉を話せない子犬の健康状態を教えてくれる、非常に大切なバロメーターなのです。しかし、どんなうんちが「健康的」で、どんなうんちが「要注意」なのか、見分けるのは意外と難しいですよね。
この記事では、獣医師監修のもと、子犬のうんちの色、形、硬さ、回数、臭いなどから健康状態をチェックする具体的なポイントを分かりやすく解説します。また、下痢や便秘といったよくあるトラブルの原因と家庭での対処法、そして動物病院を受診すべきケースについても詳しくお伝えします。さらに、「うちの子グッズQoo」のブログでは、毎日のうんち処理を快適にするための情報や、子犬との思い出を特別な形で残せるオリジナルプリントグッズについてもご紹介していきます。この記事を読めば、あなたも「うんち博士」になれるかも?愛犬の小さなSOSサインを見逃さず、健康管理に役立てましょう!
うんちは健康のバロメーター!なぜ子犬のうんちチェックが大切なの?
子犬のうんちは、食べたものが消化・吸収された後の「残りかす」です。そのため、うんちの状態を見ることで、消化器系の健康状態はもちろん、食事内容が合っているか、ストレスを感じていないかなど、様々な情報を読み取ることができます。
特に子犬は、
- 消化機能が未熟:ちょっとした食事の変化やストレスで、うんちの状態が変わりやすい。
- 免疫力が低い:感染症にかかりやすく、それがうんちに現れることがある。
- 体調の変化を言葉で伝えられない:うんちが唯一の体調不良のサインであることも。
といった理由から、日々のうんちチェックが非常に重要になります。毎日の習慣にすることで、いち早く異変に気づき、早期対処に繋げることができます。
獣医師からのアドバイス:子犬のうんちは、健康状態を把握するための貴重な情報源です。毎日同じ時間帯に排泄する習慣をつけると、変化にも気づきやすくなります。処理する際に、色、形、硬さ、臭い、異物の混入がないかなどをしっかり観察しましょう。
健康な子犬のうんちとは?チェックポイント5つ
では、具体的にどのようなうんちが「健康的」と言えるのでしょうか?以下の5つのポイントをチェックしてみましょう。
1. 色:茶色~こげ茶色が基本
健康なうんちの色は、一般的に茶色からこげ茶色です。これは、胆汁の色素(ビリルビン)が腸内細菌によって分解された色です。食べているフードの種類によって多少濃淡は変わりますが、極端に色が薄かったり、濃すぎたり、あるいは普段と違う色だったりする場合は注意が必要です。(異常な色は後述)
2. 形と硬さ:程よい硬さで、拾い上げた時に形が崩れない
理想的なうんちの硬さは、「適度に湿り気があり、地面から拾い上げた時に形が崩れず、ティッシュで掴んでもあまり付着しない」くらいです。バナナのような形、あるいはコロコロとしたソーセージ状のものが数個つながっている状態が良いでしょう。硬すぎても柔らかすぎても問題があります。
にまいる動物病院.HP様より
3. 回数:月齢や食事内容によって異なるが、1日2~5回程度
子犬のうんちの回数は、月齢や食事の回数、フードの種類、運動量などによって異なります。一般的に、消化機能が未熟な子犬期は成犬よりも回数が多く、生後数ヶ月の子犬であれば1日に3~5回程度することが多いです。成長とともに徐々に回数は減り、成犬になると1日1~3回程度に落ち着くのが一般的です。急に回数が増えたり減ったりした場合は注意が必要です。
4. 臭い:フードの臭いがする程度で、極端に臭くない
うんちの臭いは、食べているフードや腸内環境によって左右されます。健康なうんちであれば、フードの臭いがする程度で、耐えられないほど強い悪臭がすることはありません。普段と比べて極端に臭いがきつくなった場合は、消化不良や腸内環境の悪化が考えられます。
5. 量:食事量に見合っているか
うんちの量は、食べたものの量や消化吸収率によって変わります。普段の食事量と比べて、極端にうんちの量が多かったり少なかったりしないかを確認しましょう。消化の良いフードを食べていれば、うんちの量は比較的少なくなる傾向があります。
これは要注意!子犬のうんちに見られる異常サインと原因
以下のようなうんちが見られた場合は、何らかの異常が起きている可能性があります。原因と合わせて確認し、必要であれば動物病院を受診しましょう。
うんちの状態 | 考えられる原因 | 対処法・受診の目安 |
---|---|---|
色がいつもと違う ・黒っぽい(タール便) ・赤っぽい(血便) ・白っぽい、灰色 ・緑色 |
・黒:胃や十二指腸など上部消化管からの出血 ・赤:大腸や肛門付近など下部消化管からの出血、パルボウイルス感染症など ・白/灰:胆汁の分泌異常、膵臓の機能低下、バリウム検査後など ・緑:消化不良(特に草を食べた後)、腸内細菌のバランスの乱れ |
黒・赤は緊急性が高い場合あり。すぐに動物病院へ。白/灰、緑も続くようなら受診。 |
形・硬さが異常 ・水様便(水っぽい下痢) ・泥状便(形のない下痢) ・軟便(柔らかいが形はある) ・コロコロとした硬い便(便秘) |
・下痢:食事の変更、食べ過ぎ、ストレス、寄生虫、ウイルス感染、食物アレルギー、誤飲など ・便秘:水分不足、運動不足、フードが合わない、毛球症、異物の誤飲、ストレスなど |
下痢:1~2回で元気・食欲があれば様子見も可。続く、嘔吐を伴う、元気がない場合はすぐに受診。子犬の下痢は脱水を起こしやすいので注意。 便秘:1~2日出なくても元気なら水分補給や運動を促す。続く、苦しそうなら受診。 |
回数が異常 ・急に増えた ・急に減った(出ない) |
・増えた:下痢、消化不良、食事量の増加 ・減った:便秘、食事量の減少、ストレス |
他の症状(色、形、元気、食欲)と合わせて判断。急な変化が続く場合は受診。 |
臭いが異常 ・酸っぱい臭い ・腐敗臭(卵が腐ったような臭い) ・鉄臭い |
・酸っぱい:消化不良、炭水化物の過剰摂取 ・腐敗臭:タンパク質の消化不良、腸内環境の悪化、悪玉菌の増加 ・鉄臭い:消化管からの出血の可能性 |
普段と違う強い臭いが続く場合は、消化不良や腸内環境の乱れが考えられるため受診を検討。鉄臭い場合は出血の可能性あり、すぐに受診。 |
異物の混入 ・虫(回虫、瓜実条虫など) ・粘液(ゼリー状のもの) ・未消化のフード ・おもちゃの破片、ビニールなど |
・虫:寄生虫感染 ・粘液:大腸の炎症、ストレス ・未消化フード:消化不良、早食い、フードが合わない ・異物:誤飲 |
虫:駆虫薬が必要。うんちを持参して受診。 粘液:少量なら様子見も可。続く、量が多い、血が混じる場合は受診。 未消化フード:フードの見直しや与え方の工夫を。続くなら受診。 異物:何を誤飲したか、量、子犬の様子によって緊急性が異なる。すぐに動物病院に連絡し指示を仰ぐ。 |
子犬の下痢・便秘の主な原因と家庭でできる対処法
子犬の下痢
主な原因:
- フードの急な変更、食べ慣れないもの、拾い食い
- 食べ過ぎ、早食い
- 環境の変化やストレス(お迎え直後、留守番、来客など)
- 寄生虫(回虫、コクシジウムなど)
- ウイルス感染(パルボウイルス、ジステンパーなど ※ワクチン未接種の場合特に注意)
- 細菌感染
- 食物アレルギー・不耐性
- 誤飲
家庭でできる対処法(元気・食欲がある軽度の場合):
- 食事を1~2回抜くか、量を減らして胃腸を休ませる。
- ふやかしたフードや消化の良い療法食(獣医師指示のもと)を少量ずつ与える。
- 水分補給をしっかり行う(脱水予防)。
- ストレスの原因を取り除く、または安心できる環境を提供する。
※元気がない、嘔吐を伴う、血便、数日続く場合はすぐに動物病院へ!子犬の下痢は急変しやすいです。

ロイヤルカナン 犬用 消化器サポート パピー

消化しやすく、栄養価の高いウェットタイプのフードです。お腹の調子が悪い時や食欲がない時でも食べやすく、水分補給にも役立ちます。獣医師と相談の上、一時的な食事として活用できます。
子犬の便秘
主な原因:
- 水分不足
- 運動不足
- フードが合わない(繊維質が少ない、または多すぎる)
- 毛づくろいで飲み込んだ毛(毛球症)
- 異物の誤飲による腸閉塞
- ストレスによる排便我慢
- 肛門周りの痛み
家庭でできる対処法:
- 新鮮な水をいつでも飲めるようにし、水分摂取を促す。
- 適度な運動をさせて腸の動きを活発にする。
- お腹を優しくマッサージする(「の」の字を描くように)。
- フードに少量のオリーブオイルや無糖ヨーグルトを混ぜてみる(少量から試し、獣医師に相談の上)。
- 繊維質の多いフードやサプリメントを検討する(獣医師に相談の上)。
※2日以上排便がない、苦しそうにいきむ、嘔吐するなどの場合は動物病院へ。
毎日のうんち処理を快適に!おすすめケアグッズ情報
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まとめ
子犬のうんちは、まさに「健康の鏡」です。日々のうんちの状態を注意深く観察することで、言葉を話せない愛犬の体調の変化やSOSサインをいち早くキャッチすることができます。色、形、硬さ、回数、臭いといったポイントを意識し、普段の状態をしっかり把握しておくことが大切です。
もし、うんちに異常が見られた場合は、慌てずにこの記事で紹介した情報を参考にし、必要であれば早めに動物病院を受診しましょう。適切な対処が、子犬の健康を守ることに繋がります。「うちの子グッズQoo」のブログでは、子犬の健康管理や快適な排泄ケアをサポートする情報やアイテムをご紹介しています。また、当店ではペットとの思い出を形にするオリジナルプリントグッズを制作しております。
毎日のうんちチェックを習慣にして、愛犬の健やかな成長を見守りましょう!

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