【子犬のおしっこ】1日に何回するの?月齢別の正常な頻度と「多い・少ない」のサイン、トイレトレーニングのコツ
「うちの子犬、おしっこの回数が異常に多い気がするけど、これって普通なの?」
初めて子犬を迎え入れた飼い主さんにとって、おしっこの頻度は特に気になることの一つでしょう。結論から言うと、生後2〜3ヶ月の子犬は「1日に10〜20回以上」おしっこをするのが一般的です。成犬が1日3〜5回程度であるのに比べると非常に多く感じますが、これは子犬の体の発達段階による正常な生理現象です。
しかし、おしっこの回数や量、色、匂いは、愛犬の健康状態を示す重要なバロメーターでもあります。単なる成長過程と見過ごしてはいけない病気のサイン(多飲多尿など)が隠れていることもあれば、逆に「おしっこが出ない・量が少ない」場合は命に関わる緊急事態の可能性も潜んでいます。
この記事では、子犬のおしっこに関するあらゆる疑問を解決するため、以下の内容を網羅的に解説します。
- 月齢別の正常な排泄頻度の目安と、その科学的根拠
- 回数だけでなく「量」「色」「匂い」から読み取れる健康サイン
- おしっこの頻度が「多い」「少ない」場合に考えられる生理的・行動的・病的原因と、緊急性の判断基準
- 科学的根拠に基づいた、子犬にストレスを与えないスムーズなトイレトレーニングのコツ
- 飼い主さんの悩みをサポートする便利グッズや、よくある質問へのQ&A
この記事を読み終える頃には、愛犬の排泄に関する理解が深まり、日々の健康管理に自信が持てるようになるでしょう。子犬との健やかな生活のために、ぜひ最後までお読みください。
なぜ子犬はおしっこの頻度が高いの?その理由を徹底解説
子犬がおしっこの回数が多いのは、決して異常なことではありません。その背景には、身体の成長段階における複数の生理的な理由があります。これらの理由を理解することで、子犬の排泄行動をより深く理解し、適切なケアに繋げることができます。
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膀胱の容量が小さく、伸縮性も未熟
子犬の膀胱は物理的に小さく、成犬のように大量の尿を溜めておくことができません。また、膀胱壁の筋肉や神経の発達も未熟なため、少し尿が溜まっただけで刺激を感じ、すぐに排泄しようとします。これは人間の子どもがおむつをしている時期に頻繁におしっこをするのと似たメカニズムです。
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腎臓の尿濃縮機能が未発達
腎臓は体内の水分バランスを調整し、老廃物を排出する重要な臓器です。子犬の腎臓はまだ十分に成熟しておらず、尿を濃縮する機能が成犬ほど高くありません。そのため、飲んだ水分を効率的に再吸収できず、薄い尿を頻繁に生成・排出し、結果的に尿量が増える傾向にあります。
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排泄を我慢するコントロール能力が低い
膀胱括約筋(おしっこをせき止める筋肉)や排尿を司る神経回路が未発達なため、子犬は「おしっこをしたい」と感じてから実際に排泄を我慢できる時間が極端に短いのが特徴です。多くの場合、尿意を感じると反射的に排泄してしまいます。
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体重あたりの必要水分量が多く、新陳代謝が活発
成長期の子犬は、細胞の生成や活動に必要な水分量が多く、新陳代謝も非常に活発です。成犬に比べて体重あたりの水分摂取量が多くなる傾向にあるため、体内で処理される水分量が増え、必然的に排出する尿量も多くなります。
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マーキング行動の始まり(生後半年以降)
生後半年頃から、特にオス犬に顕著に見られますが、メス犬でも縄張り意識から少量の尿をあちこちにかける「マーキング行動」を始めることがあります。これは生理的な頻尿とは異なり、行動学的な理由によるもので、トイレトレーニングとは別にしつけが必要です。
【専門家からのアドバイス】
子犬の頻尿は、そのほとんどが成長に伴う生理的なものです。成長とともに膀胱の容量が増え、筋肉や神経系が成熟すると、排尿を我慢する力もついてきます。焦らず、愛犬の成長を見守りながら、根気強くトイレトレーニングに取り組むことが重要です。
【月齢別】子犬のおしっこの正常な頻度と我慢できる時間
子犬のおしっこの頻度は、月齢によって大きく変動します。以下の表は一般的な目安ですが、犬種、個体差、活動量、食事内容、季節(気温や湿度)によっても変わることをご理解ください。愛犬のペースを把握し、あくまで参考として活用しましょう。
| 月齢 | 1日のおしっこの回数(目安) | トイレを我慢できる時間(目安) | 主なタイミング |
|---|---|---|---|
| 生後2ヶ月頃 | 10~20回以上 | 約1~2時間 | 寝起き、食後、遊んだ直後、興奮した時、水を飲んだ後など、ほぼ常時。排泄欲求が強く、突然する傾向。 |
| 生後3ヶ月頃 | 8~15回程度 | 約2~3時間 | 寝起き、食後、運動後が主なタイミング。少しずつ間隔が空き始め、排泄のサインも出始める。 |
| 生後4~6ヶ月頃 | 6~10回程度 | 約3~4時間 | 排泄のサイン(床を嗅ぐ・ソワソワする)がより分かりやすくなる。夜間は比較的長く我慢できることも。 |
| 生後7ヶ月~1歳頃 | 4~8回程度 | 約4~6時間以上 | 膀胱の機能が成熟し、成犬に近い頻度(1日3〜5回)に落ち着いてくる。個体差が大きくなる時期。 |
【獣医学的な視点からのアドバイス:トイレ誘導の目安】
「月齢(ヶ月)+1時間」がトイレを我慢できる限界の目安だという説もありますが、子犬期は「2時間おきにトイレに誘導する」くらいの意識が理想的です。特に遊んでいる最中は我慢の限界を超えやすいため、遊びを一旦止めてトイレに連れて行く習慣をつけましょう。これにより、トイレトレーニングの成功率も高まります。
月齢が上がるにつれて、子犬のおしっこの間隔は徐々に長くなります。
ここも重要!回数だけでなく「量」や「色」「におい」もチェックしよう
愛犬の健康状態を把握するためには、おしっこの「回数」だけでなく、「1回あたりの量」「色」「におい」「排尿時の様子」など、多角的な視点での観察が非常に重要です。これらの変化は、病気の早期発見に繋がる貴重なサインとなることがあります。
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正常な尿量と「多尿」の目安
犬の正常な尿量は、一般的に1日あたり「体重1kgにつき20〜40ml」程度と言われています。例えば、体重5kgの子犬であれば、1日100〜200mlが目安です。体重1kgあたり50mlを超える場合は「多尿」の疑いがあります。子犬は水分代謝が活発なため、成犬よりやや多めになることもありますが、明らかに量が増えた場合は注意が必要です。
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尿の色をチェックするポイント
- 薄い黄色(麦わら色):最も健康的な尿の色です。
- 無色透明:水分の過剰摂取、または腎臓の尿濃縮機能の低下(腎疾患やホルモン異常など)が疑われます。多飲多尿のサインでもあります。
- 濃い黄色・オレンジ色:水分不足や脱水症状のサインである可能性があります。飲水量を増やして様子を見ましょう。
- 赤色・茶色・ピンク色:血尿です。膀胱炎、尿路結石、腎臓病、中毒(玉ねぎなど)、腫瘍などが強く疑われるため、すぐに動物病院を受診してください。
- キラキラ光っている:尿路結石の原因となる「結晶」が混ざっている可能性があります。顕微鏡でしか見えないこともありますが、肉眼で確認できる場合は病院での検査が必要です。
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においをチェックするポイント
正常な尿にも特有のアンモニア臭がありますが、異常に強い場合や変化がある場合は注意が必要です。
- ツンとするアンモニア臭が異常に強い:細菌感染による膀胱炎や、尿路の炎症が疑われます。
- 甘酸っぱいにおい:糖尿病の疑いがあります。尿中の糖分が原因で発生します。
- 腐敗臭:尿路感染症が悪化している可能性が高いです。
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排尿時の様子をチェックするポイント
- 何度もトイレに行くのに、少量しか出ない、または全く出ていない。
- 排尿時に痛がって鳴く、うずくまる、力む。
- 普段と違う体勢で排尿している。
- 排尿を躊躇する、時間がかかる。
【早期発見のために】
これらのサインは、飼い主さんが日頃から愛犬のトイレの様子を注意深く観察することで初めて気づくことができます。特に、普段と違うと感じた場合は、写真や動画を撮り、動物病院を受診する際に獣医師に見せると診断の手助けになります。
おしっこの頻度が「多い」場合に考えられる原因と対処法
月齢別の目安よりも明らかに排泄回数が多い、または急に回数が増えた場合は、生理的な要因、行動的な要因、そして病気の可能性が考えられます。それぞれの原因と適切な対処法を見ていきましょう。
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生理的な原因・環境的要因
- 水の飲みすぎ:夏場の暑い日、激しい運動後、または単に喉が渇いて大量に水を飲んだ場合。水遊びの一環でガブガブ飲んでいるケースも。
- 興奮やストレス:来客、チャイムの音、環境の変化、雷や花火の音など、強い刺激で自律神経が刺激されると頻尿になることがあります。再会を喜ぶ「嬉ション」もこれに該当します。
- 室温の低下:部屋が寒すぎると、人間と同じように体が冷えておしっこが近くなります。特に子犬は体温調節機能が未熟です。
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行動的な要因
- トイレトレーニングの失敗/誤解:トイレの場所を覚えていない、または「少量排泄すればすぐに褒められる」と誤解してあちこちで少量ずつ排泄してしまうことがあります。
- マーキング行動:生後半年以降に始まることが多く、縄張りを主張するために、柱や家具、壁などに少量の尿をかけます。去勢手術で改善することもありますが、行動療法も必要です。
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病気の可能性(要注意サイン)
以下の症状が見られる場合は、緊急性が高いため、速やかに動物病院を受診してください。
- 膀胱炎・尿路感染症:頻繁にトイレに行くのに数滴しか出ない、排尿時に痛がって鳴く、血尿が混じる、尿の匂いが異常に強いなどの症状が見られます。細菌感染が主な原因です。
- 糖尿病:「多飲多尿(水を異常に飲み、おしっこを大量にする)」が代表的な症状です。体重減少、食欲不振、元気消失を伴うこともあります。
- クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症):高齢犬に多い病気ですが、若年で発症することもあります。多飲多尿に加え、お腹が膨れる、皮膚が薄くなる、毛が抜ける、筋力低下などの症状が見られます。
- 腎臓病(慢性腎臓病):初期症状として、薄いおしっこを大量にするようになります。進行すると食欲不振、嘔吐、脱水などの症状が出ます。
- 子宮蓄膿症(未避妊のメス):水をがぶ飲みし、多飲多尿が見られることがあります。陰部から膿が出たり、発熱、元気消失、食欲不振などの重篤な症状を伴う、命に関わる病気です。
【対処法と緊急性の判断】
まずは愛犬の元気、食欲、おしっこの色や量、排尿時の様子を冷静にチェックしてください。
「少ししか出ないのに何度もトイレに行く」「血尿が出ている」「異常なほど水を飲む(多飲多尿)」「排尿時に痛がる」といった症状が一つでも見られる場合は、迷わず動物病院を受診しましょう。これらのサインは病気の可能性が高く、早期の診断と治療が重要です。病気以外の原因であれば、室温の見直し、ストレスの緩和、トイレトレーニングの再確認などを行います。
愛犬の健康チェックに!おすすめグッズのご紹介
おしっこのpH値によって色が変わる特殊なペットシーツです。日々の健康状態を視覚的に確認でき、膀胱炎などの病気の早期発見に役立ちます。頻尿や血尿が気になる場合におすすめです。
おしっこの頻度が「少ない」・飲水量が減った場合に考えられる原因と対処法
おしっこの回数が多いことよりも、「おしっこが極端に少ない」「丸1日おしっこが出ない」といった状況は、緊急性が高く命に関わることが多いため、厳重な注意が必要です。特に子犬は体力がなく、状態が急変しやすいので注意しましょう。
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生理的な原因・環境的要因
- 水分不足・飲水量の減少:冬場で喉が渇かない、ドライフード中心で食事からの水分摂取が少ない、水飲み場の環境が気に入らない(器が汚い、水が新鮮でないなど)などが原因で水分不足になり、尿量が減ります。
- 脱水症状:嘔吐や下痢が続いた後、熱中症などにより体内の水分が大量に失われ、脱水状態になると腎臓での尿生成が減少し、おしっこが出なくなります。
- ストレスや環境要因:引っ越しなどの環境変化、雷や花火などの強い恐怖、来客、トイレが汚れていて使いたくないなどの理由で、極限までおしっこを我慢してしまうことがあります。
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病気の可能性(超緊急事態)
以下の症状は、一刻を争う緊急事態です。夜間でもすぐに救急の動物病院へ連絡し、指示を仰いでください。
- 尿路閉塞(尿道閉塞):尿道に結石(尿石)や腫瘍、炎症などによる栓が詰まり、おしっこを出したくても出せない状態です。数時間〜半日で尿毒症や膀胱破裂を引き起こし、死に至る非常に危険な病気です。特にオス犬に多く見られます。排尿姿勢をとるのに尿が出ない、苦しそうに鳴く、お腹がパンパンに張っているなどの症状が見られます。
- 急性腎不全:毒物の誤食(ブドウ、ユリ科の植物、特定の薬剤など)や、重度の感染症、脱水、ショック状態などにより腎臓が急激に機能停止し、尿が全く作られなくなる(無尿)か、ごく少量しか作られなくなる(乏尿)状態です。食欲不振、嘔吐、元気消失などの症状を伴います。
- 神経系の異常:事故などによる脊髄損傷や、脳・神経系の疾患により、排尿をコントロールする機能が失われる場合があります。
【飲水量が減った場合・おしっこが少ない場合の対処法と緊急性の判断】
- 脱水のチェック(テントテスト):愛犬の首の後ろの皮膚を軽く引っ張り上げてパッと離します。健康な状態ならすぐに皮膚は元に戻りますが、戻るのに2秒以上かかる場合は脱水している可能性が高いです。また、歯茎を触ってネバネバ・パサパサ乾燥している場合も脱水のサインです。
- 水分補給の工夫:ドライフードをぬるま湯でふやかす、犬用のウェットフードやパウチをトッピングする、犬用ミルクや肉の茹で汁(無塩)で風味をつける、水飲み場を家の中に複数設置する、水飲み器の種類を変えてみる(陶器、ステンレス、給水器など)などの工夫をしましょう。
- トイレを清潔に保つ:犬はきれい好きで、汚れたトイレを嫌がることがあります。ペットシーツはこまめに交換し、安心して排泄できる静かで清潔な環境を整えましょう。
- ⚠️ 緊急受診のサイン: 「半日以上おしっこが1滴も出ない」「トイレで気張っているのに全く出ない」「排尿時に苦しそうに鳴く、うずくまる」「ぐったりしている」「嘔吐を繰り返す」「お腹がパンパンに張っている」「テントテストで脱水が確認された」といった症状が一つでも見られる場合は、一刻を争う緊急事態です。すぐに夜間救急病院を含む動物病院へ駆け込んでください。躊躇することが命取りになることがあります。
スムーズに進めたい!子犬のトイレトレーニングのコツと注意点
子犬のトイレトレーニングは、飼い主さんの根気と正しい知識が成功の鍵です。子犬の生理的な特性を理解し、ポジティブな方法で進めることで、ストレスなくスムーズに習慣づけることができます。ここでは、5つのステップと重要な注意点をご紹介します。
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1. トイレの場所を明確に決め、初期環境を整える
子犬が最も多くの時間を過ごす場所の近くに、静かで落ち着いて排泄できる「トイレサークル(またはケージ)」を設置します。初期段階では、サークル内のトイレエリア全体にペットシーツを敷き詰め、どこで排泄しても「成功」になる環境を作りましょう。これにより、子犬は安心してトイレエリアで排泄することを学びます。
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2. 排泄のタイミングを見計らって誘導する
子犬の排泄欲求が高まるタイミングを把握し、積極的にトイレに誘導することが重要です。
- ゴールデンタイム:「寝起き」「食後」「激しく遊んだ後」「水を飲んだ後」は、排泄の絶好のチャンスです。
- サインを見逃さない:床の匂いをクンクン嗅ぎ始める、ソワソワと落ち着きなく歩き回る、くるくる回り始める、急に遊びを止めるなどのサインが見られたら、すかさず「トイレ!」などの声かけとともにトイレサークルへ誘導しましょう。
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3. 成功したら、その場ですぐに大げさに褒める
トイレサークル内で上手におしっこができたら、排泄直後の1〜2秒以内に、大げさなくらい褒めちぎり、特別なおやつ(ご褒美)を与えます。「トイレで排泄すると、最高に良いことがある!」と子犬にインプットさせることが、トレーニング成功の最大の秘訣です。排泄中は「シーシー」「ワンツー」など決まった掛け声をかけると、排泄を促す合図として認識するようになります。
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4. 失敗しても絶対に叱らない・騒がない
カーペットやフローリングで粗相をしてしまった時、「コラ!」「あーあ!」と大声を出したり、子犬を叩いたりしてはいけません。犬は「おしっこをしたこと自体」を怒られたと勘違いし、飼い主さんの見ていない場所で隠れて排泄するようになったり、粗相を隠そうとして食糞行動に繋がることもあります。失敗したら、無言で真顔のままサッと片付け、ペット用消臭スプレーで臭いを完全に消し去りましょう。臭いが残っていると、その場所がトイレだと覚えてしまう可能性があります。
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5. 徐々にシーツの範囲を狭める
トイレエリア全体に敷き詰めたシーツで、子犬がほぼ確実に成功するようになったら、少しずつシーツの枚数を減らしていきます。最終的にトイレトレーのサイズだけで排泄できるようにステップアップさせましょう。この過程も焦らず、子犬の理解度に合わせて根気強く繰り返すことが大切です。
トイレトレーニングを強力サポート!おすすめグッズ
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よくある質問(FAQ)
子犬のおしっこやトイレトレーニングに関して、飼い主さんからよく寄せられる疑問に、より専門的な視点も交えてお答えします。
- Q1. 共働きでお留守番が長く、トイレトレーニングが進みません。どうすればいいですか?
- お留守番が長い場合でも、トイレトレーニングは工夫次第で進められます。まず、ケージやサークルの中に「寝床(ベッド)」と「トイレエリア」をしっかり分けて設置してください。犬は自分の寝床を汚すことを嫌う習性(巣を清潔に保つ本能)があるため、自然とトイレエリアで排泄するようになります。帰宅した時にトイレでできていたら大げさに褒め、失敗していても無言でサッと片付けることを徹底しましょう。また、留守番中はWEBカメラなどで様子を観察し、排泄のタイミングを把握することも有効です。
- Q2. 嬉しょん(うれしょん)はいつ頃直りますか?
- 飼い主さんが帰宅した時や、来客時に興奮して漏らしてしまう「嬉しょん」は、子犬期に膀胱括約筋の発達が未熟なために起こる生理的な現象です。通常、生後半年〜1歳頃にかけて筋肉が発達すると自然に治まることがほとんどです。対処法としては、帰宅時に犬が興奮している間は目を合わせず「無視」をし、落ち着いてから穏やかに撫でてあげるようにしてください。また、お客様が来た際も、一度犬を落ち着かせてから触れ合わせるようにすると良いでしょう。
- Q3. トイレシートをビリビリに破いて遊んでしまいます。誤飲も心配です。
- 子犬にとって、カサカサ音を立てるペットシーツは格好のおもちゃに見えてしまうことがあります。誤飲は腸閉塞などの危険な状態を引き起こす可能性があるため、メッシュカバー付きのトイレトレーを使用し、直接シーツを噛めないように物理的にガードするのが一番確実な対策です。また、子犬が退屈しないよう、知育玩具を与えたり、十分な遊びの時間を確保することも、シーツを噛む行動の軽減に繋がります。
- Q4. 夜寝ている間におもらしをしてしまいます。夜中も起こしてトイレに連れて行くべきですか?
- 健康な子犬であれば、睡眠中は抗利尿ホルモンが働き尿の生成が抑えられるため、夜中わざわざ起こしてトイレに連れて行く必要はありません。就寝前の水飲みを適度に控えめにし、寝る直前に一度トイレを済ませる習慣をつけましょう。ただし、子犬がまだ非常に幼い場合や、日中の活動量が極端に少ない場合は、念のため一度排泄させることも検討してください。それでもおもらしが続く場合は、体が冷えている、膀胱炎などの疾患、または分離不安などのストレスが原因である可能性も考慮し、動物病院に相談することをおすすめします。
- Q5. おしっこの回数はいつ頃から落ち着いてきますか?
- 個体差はありますが、一般的に生後6ヶ月〜7ヶ月頃になると膀胱の容量も増え、おしっこを我慢する神経や筋肉がしっかり発達してきます。この頃から1日4〜8回程度に減少し始め、1歳を過ぎる頃には成犬と同じ1日3〜5回程度に落ち着くことが一般的です。ただし、この時期はマーキング行動が始まることもあるため、頻繁な少量排泄と区別して観察することが大切です。
まとめ:子犬のおしっこから健康と成長を見守ろう
子犬のおしっこの頻度は、生後間もない頃は1日に10〜20回以上と非常に多いのが普通です。これは膀胱や腎臓機能が未熟であることによる生理的な現象であり、月齢が上がるにつれて我慢できる時間が長くなり、自然と回数は落ち着いていきます。焦らず、愛犬の成長を見守ることが大切です。
しかし、おしっこの「回数」だけでなく、「量・色・におい」「排尿時の様子」の変化は、愛犬の健康状態を知るための非常に重要な手がかりとなります。日頃から愛犬のトイレの様子を注意深く観察し、普段との違いにいち早く気づけるようにしておくことが、病気の早期発見と早期治療に繋がります。
おしっこの回数が異常に多い、血尿が出ている、または「おしっこが出ない・飲水量が極端に減った」といった気になる症状がある場合は、自己判断せず、すぐに動物病院を受診しましょう。特に「おしっこが出ない」場合は、命に関わる緊急事態の可能性が高いことを忘れないでください。
そして、子犬のトイレトレーニングは、決して焦らず、愛犬のペースに合わせて根気強く、成功体験をたくさん作ってあげるポジティブな方法で進めてあげてください。正しい知識と愛情をもって接することで、子犬はきっと期待に応えてくれるでしょう。
愛犬の健康とおしっこの悩みに、Qooが優しく寄り添います。
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